第21回島根県理学療法士学会学会長挨拶

第21回島根県理学療法士学会学会長挨拶

第21回島根県理学療法士学会 学会長 廣瀬強志


本学会テーマは、

“「つなぐ」~未来を彩るバトン~”としました。

 

地域の住民が健康で充実した生活を送るために、医療、介護、福祉、保健などの分野における密接な連携が推進されています。

私たちは多くの課題に向き合いながら、より良い未来を築くために協力し、知識と情報を共有し、共同で解決策を見つけ出していくことが求められています。

 

この達成には、個人や部署、施設など、どのような立場であっても多職種による連携や協働が欠かせません。そのためには、まず自分自身や自分たち(内側)を十分に理解することが重要です。

 

 また、連携相手や周囲の環境(外側)を理解することも欠かせません。本学会では、島根県で行われている取り組みや現状を知り、連携と協働の必要性を再確認することで、新たな一歩を踏み出す機会につながるような企画を準備していきたいと考えています。

 

 学会は未来への関係や知識をつなげる場でもあります。研究の成果や疑問を他の人と共有し、横のつながりを広げることができます。数年後の自分自身とのつながりを築く「成長」の場であり、次世代へつながる「人材育成」の場でもあります。

 

 横に長く離島もある島根県ではありますが、近年は、オンラインでの参加も可能になり県外を含め多くの方々に参加していただけるようになってきています。私たちのミッションである、「あなたの“大切”を彩る」の実現に向けて、周りの人々や未来へバトンをつなぐような、新たなつながりが多く生まれる学会にしたいと考えます。

 

多くの皆様にお会いできることを、心よりお待ちしております。